社外取締役の活用を含めた取締役会による監督機能を実効的なものとし、企業の「稼ぐ力」を高める戦略を導出・実現することにより企業価値向上を達成する上で、取締役会事務局の果たす役割の重要性が高まっています。取締役会事務局は、コーポレートガバナンスやエンゲージメント等に関する最新動向を常にキャッチアップし、自社の取り組みや課題についての的確な認識をベースとして取締役会議長を支援する「コーポレートセクレタリー」として、資本市場の専門知識を有するいわば“社内シンクタンク”の機能を果たすことが期待されます。当フォーラムは、高い専門性と独自のネットワークを駆使して、貴社の取締役会事務局にコーポレートガバナンス向上に資する情報やデータを提供するとともに、ディスカッションを通じて資本市場に対する知見・感度を高めていただくことで、コーポレートセクレタリーとして期待される機能を果たせるよう支援します。
上場会社役員ガバナンスフォーラムは2014年から、TMI総合法律事務所、EY新日本有限責任監査法人、東京海上日動火災保険会社とのタイアップにより、役員等向けの研修事業およびポータルサイトを運営しております。また、コーポレートガバナンスの改善を目指す上場会社の取り組みを支援するべく、資本市場の第一人者を揃えた当フォーラム研究員陣によるコンサルティングも実施しています。わが国トップクラスのナレッジを集積した高品質なサービスの提供をお約束します。
ガバナンス向上に向けたソリューションの一覧
役員トレーニング支援
サイト「上場会社役員ガバナンスフォーラム」の運営
コーポレートガバナンス・コードは「取締役・監査役のトレーニング」を求めており、上場会社は取締役・監査役に対してトレーニング機会の提供・斡旋や費用の支援を行う一方、役員はその職務に必要な知識を継続的に更新する必要があります。このトレーニングの趣旨は「取締役会の実効性」を向上させることと、取締役会における意思決定に際して各役員が適切な経営判断を下せるようにすることにあります。また、トレーニングに積極的であることは、役員自身のリスクを低減することにもつながります。
ただ、営業、経理、法務、経営企画、技術など、各役員のバックグラウンド・専門分野が異なる中で、自分の専門外の知識や情報を獲得していくことは容易ではありません。多忙な役員が外部の研修に参加したり、自分の専門外の専門書や専門誌等を読みこなしたりするのは困難であり、また、その時間もないのが現実でしょう。社内のリソースが限られている中で、社内研修を充実させることも難しいと言えます。
上場会社役員ガバナンスフォーラムは、高度かつ豊富な研修・コンテンツの提供を心掛けながらも、“難しいことを平易に伝える”ことに徹底的にこだわります。また、“面白さ”や“ユニークな企画(研修)”も追及していきます。 さらに、インターネットを駆使することで余分なコストを抑え、コーポレートガバナンス・コードを充足できるだけの充実したコンテンツや研修を低コストでご提供できるよう努力してまいります。
取締役会事務局サポート
CGコード取り組みレビュー
コーポレートガバナンス・コードは2015年に導入されて以来、わが国の上場会社が準拠すべき規範として定着しており、各社の対応は機関投資家の大きな関心事となっています。しかしながら、少なからぬ企業ではコードをコンプライすることが目的化しており、コードの文言を満たすための形式的な体制整備や情報開示にとどまっている結果、コードの狙いである「持続的な成長と中長期的な企業価値の向上」につながっていないとの指摘があります。自社の取り組みを実質的なものとするためには、コードが策定・導入された趣旨、コードを巡る投資家の期待や上場会社への要望を踏まえ、コードの文言通りではない付加価値を伴った取り組みを進めることが必要になります。当フォーラムは、コード対応を評価するために独自に開発したスコアリング・システムにより、貴社のCGコードへの取り組み水準を可視化するとともに、より高品質な取り組みの検討・実施、さらに資本市場への情報発信を支援します。
エンゲージメント支援
わが国の資本市場においては、PBRが1倍を切っている上場会社がクローズアップされるとともに、アクティビストによる敵対的なアプローチも活発化しています。こうした中、上場会社は、自社の企業価値を適切に情報発信し、投資家の信認を得るためのエンゲージメント(建設的な対話)を実施することが急務となっています。エンゲージメントの実施にあたっては、自社の経営戦略や事業ポートフォリオ、コーポレートガバナンスが投資家視点ではどう評価されるのかを客観的に分析した上で、コミュニケーション戦略を構築する必要があります。当フォーラムは、コーポレートファイナンスの視点による企業価値評価をベースに、貴社の経営戦略および投資家対応における課題を抽出し、その改善策を提案することで、効果的なエンゲージメントの実施を支援します。また、実際に投資家と対話の場を持つためのサポート、対話の準備および対話の内容を踏まえた対応も支援します。
オーダーメイド役員研修
コーポレートガバナンス向上のための取り組みを推進する際には、経営陣および取締役会による、資本市場への適切な認識に基づいた強力なリーダーシップが不可欠です。当フォーラムは、役員トレーニングに関する専門的なノウハウを活かしつつ、資本市場分野における知見・経験が豊富な研究員陣等を講師に起用し、貴社に対する現状分析に基づき、貴社のニーズに合致したオーダーメイド型の役員研修を企画・実施しています。
<研修テーマの例>
- 資本市場における企業価値の見方と自社の評価
- 近時のコーポレートガバナンス改革・今後の方向性と自社がとるべき対応
- 上場会社に望まれるCGコード対応
- 投資家の期待に応えるエンゲージメント・IR/SRの在り方
- 自社に同意なき買収提案があった場合にとるべきアクション
- アクティビストに狙われやすい自社の課題と対処法
会社概要
| 会社名 | 上場会社役員ガバナンスフォーラム株式会社 |
| 代表取締役 ・首席研究員 | 藤島 裕三 |
| 所在地 | 東京都中央区銀座1-15-4 ヒューリック銀座一丁目昭和通りビル 7階 |
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